夏のインターンが狙い目。会社との相性を見つけるポイントとは?【インターン編】

夏のインターンが狙い目。会社との相性を見つけるポイントとは?【インターン編】

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近年、学生が就業体験の機会を持てるインターンシップ制度を導入する企業がどんどん増えています。参加を推奨する大学も多いですが、「参加すると、どんなメリットがあるの?」「どんな企業に行ったらいいの?」と、悩んでしまう学生さんも多いはず。

そこで今回は、企業の採用コンサルティングやインターンシップの企画設計に携わる株式会社カケハシ スカイソリューションズの小川好美さんに、企業側の視点から見たアドバイスや、最新のインターンシップ事情についてお聞きしました!
公開日:2018/5/28

7割以上の企業がインターンシップを導入! 学生は平均4社のプログラムに参加

―学生に向けたインターンシップ制度を導入する企業が増えているそうですね。

2019年度の新卒採用において、学生にインターンシップの機会を提供している企業は7割以上。昨年は6割程度だったので、どんどん増えてきていますね。大企業の8割強、中小企業の6割程度が導入しています(株式会社ディスコによる「2019年卒・新卒採用に関する企業調査―採用方針調査」より)。

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株式会社カケハシ スカイソリューションズ 小川好美さん

―体感だけでなく、数字としても増えているのですね。企業側にも自社の魅力やリアルな職場環境を知ってもらう機会を持ちたいというニーズがあるのでしょうか。

そうですね。就活に際して学生が最初にイメージするのは、日頃から消費者として触れている商品を扱う企業や、大手企業が多くなってしまいがちです。よい人材に出会えるよう、各社の担当も工夫をこらしているんですよ。

―学生のみなさん、平均何社くらいのプログラムに参加されているんでしょうか。

2018年卒は平均2.9社、2019年卒は平均4社のインターンシップに参加しているというデータが出ています(「2019年卒 マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」より)。

―1年で30%以上も増加しているんですね!

インターンシップを通して実際の仕事を体験できれば、新たな業界や職種との出会いが広がります。まずは気軽に参加してみてほしいですね。

働きやすさのリアルを知るには、社員に質問するのがいちばん

―仕事を体験するには、アルバイトという選択肢もありますよね。アルバイトとインターンの大きな違いは、どこにあるんでしょうか。

アルバイトだと、仕事の対価としてお金を稼ぐことが目的になってしまいますが、インターンシップの場合は「知る」ことが目的です。業種を知る、企業を知る、仕事を知る。いろんな情報を仕入れられるのは、大きなメリットですね。企業がインターンシップを開催するいちばんの理由も、「会社の魅力を知ってほしい」からなんです。

―インターンシップでは、どんなプログラムが設定されることが多いのでしょうか。

実際の仕事をモデル化したグループワークに取り組んだり、業界を説明してもらえたり、企業によってさまざまですね。VRを使った脱出ゲーム型など、ユニークなものも増えています。例えば弊社の場合は、1ヵ月ほどの長期インターンシップを取り入れています。「説明会よりも、実際の仕事を体験したい」と考える学生さんが多いので、営業担当者と一緒に取引先に赴いて課題をヒアリングし、それに対する提案を行うという一連の流れを実際に体験してもらいます。リアルに即した仕事体験だと、職場の雰囲気なども掴みやすいんですよ。

―職場や一緒に働く人の雰囲気は、就職した後の働きやすさに関わってくる重要なポイントですよね。

そのとおりです。いくら志望の業界や職種でも、職場の雰囲気やまわりの人になじめなければ、結局入社後のミスマッチにつながってしまいます。毎年、就活生が企業を選ぶ際に重視するポイントについて統計をとっているのですが、2019年卒では「社風」が第2位。1位は「福利厚生制度や休暇などの働き方」で、業界や職種よりも上位にきています(「2019年卒 マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」より)。

―みなさん、働きやすい環境を重視しているんですね。

働き方については、実際にその企業で働く社員さんをよく見てみることが大切です。インターンシップは選考のためのものではないですから、「制度や休暇のことを聞いたらいけないかな?」なんて遠慮する必要はありません。むしろ、実際に質問してみて濁されてしまうような企業だったら、入ってからが大変かも(笑)。気になることがあれば、どんどん聞いてみましょう。

じっくり知りたい業界・企業があれば、夏休みの長期インターンシップがおすすめ

―就職サイトには各社のインターンシップ情報があふれていますよね。よいインターンシップ先を見つけるコツはありますか?

夏休み中は、多くの大手企業が長期インターンシップを開催します。通年でインターンシップを開催する企業も増えてきましたし、秋冬も募集がかかりますが、1日や数日間など期間が短いものが多いんです。夏の長期インターンシップなら、より実践的に学べる機会も多いので、じっくりと知りたい業界や企業がある人におすすめです。6月から一斉に募集がはじまるので、チェックしてみてほしいです。

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―夏休みが鍵なんですね。やりたいことがまだ絞れていない人は、どのように選ぶのがよいでしょうか?

興味があるキーワードで検索してみるのもおすすめですが、それすら思いつかない人は、単純に自分が行ける日程の中から探してしまってもよいと思います。また、多くの企業が一堂に会するインターンシップの合同説明会へ足を運び、実際に会ったうえでフィーリングの合うところを探すのも手です。大学の先輩に聞いてみるのも近道ですね。どんなインターンシップに行ったか、印象に残っているか、内容も含めて質問してみましょう。

―大学の先輩からは、いちばんリアルな意見が聞けそうですね。

最近は利用する学生さんが少ないようですが、大学のキャリアセンターに問い合わせてみるのもおすすめです。実はインターンシップについても、企業からの情報が集まっているんですよ。

身だしなみのキーワードはやっぱり「清潔感」

―インターンシップだと、私服参加の場合が多いですよね。まわりから浮かないかなど、不安に思う学生さんも多いです。担当者の本音としては、どうなのでしょうか。

インターンシップ中の服装については、指定がなければ私服で大丈夫です。ジャケットなどを羽織らなくても、清潔感があればいいと思いますよ。お化粧も個性のひとつですし、華美でなければ問題ないでしょう。

―スーツじゃなくても大丈夫ということですね。夏だと汗なども気になりますし、助かります。

汗が気になる人は、汗染みが目立たない色のトップスを選ぶとよいかもしれませんね。あとは、時間に余裕を持って行動することも大切です。ちょっと早めに着いて、涼しいところで汗を拭いたり、トイレに寄って服装やメイクを直したり。プログラムに落ち着いて臨むためにも、余裕をもった行動を心がけるとよいと思います。

インターンシップには、構えすぎずどんどんチャレンジしよう

―人気企業ではインターンシップの参加にも選考が設けられ、競争率が高い場合もありますよね。もし、インターンシップに参加できなかった場合は、採用選考にも影響が出るのでしょうか?

そもそも、インターンシップの枠と本採用の枠は、規模がまったく違います。全員が参加できるプログラムではないので、気にしなくて大丈夫です。もちろんインターンに参加しなくても、その企業に受かる例はたくさんありますよ。もし参加できなくても気にせず、参加した友人がいれば話を聞いて、会社を知ることに役立ててみるのもいいですね。

インターンシップを通していろんな大人に接するなかで、学生は大きく成長するんです。だから、志望する企業のプログラムに参加できなかったとしても、他社のプログラムを探すなど、気持ちを切り替えてチャレンジしてほしいです。また、仮に参加まで至らなくても、インターンシップの選考面接自体が、就活の練習になります。すべてのプロセスが、採用選考を受ける際に、きっと自分の役に立つはずですよ。

―就活本番前に、場慣れするための手段としても有効なんですね。

企業によっては、インターンシップを自社のファン、未来のお客さまになってもらうための取り組みのひとつと捉えているところも。身構えずにどんどん応募してみてほしいですね。

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